イタリア語の勉強には「安全かつ潤滑な会話方法」も入れても。。。
の提案をしました。
今日は似た言葉の単純な覚え間違いによる失敗話。
お付き合いのほどよろしくお願い致します。
10代スポーツばっかりやってた人間は、往往にしてそれ以外のことを後々苦労します。
AIに程遠いポジションに居るアナログ人間には単語を覚えるなんて特に至難の業。
ペルージャ外国人大学時代に頻繁に失敗しながら、言葉を身に着けることに。。。
その1。Piacere=ピアチェーレ=はじめまして
日曜ランチに招かれ、初対面の家主に挨拶と思っても
最初のピから先が?。。。困りながら詰まりながらピ・ピ・ピ・・・
家主さん済まなさそうに小さな声で、
「おトイレはこちらだよ。」と
イタリア語で「ピッピ」は子供が使う言葉で「オシッコ」
「お漏らししそうだったのかと思った。」と爆笑され。
その2。Filo(フィーロ) とFiglio(フィッリオ)
洋服のボタンが取れ、黒い糸が欲しくて生地屋での事。
事前に何回かフレーズを練習して行くことに。
若い女性の店員さんにタドタドしく
「私に・・・あなたの(店の)黒い・・・Figlioを下さい」(やったー言えた!)
娘さん赤面大困惑。。。店の奥へ
変わって出てきたのは、お母上(全治の神)、
「あんた何言ってんの!」
キョトンとしながらも、もう一度。
ニヤッとされ「イタリア人のそれも若い女性に「黒い男の子」が欲しいってねだれば誰だって逃げるよ。私だって。。。」と。。。(filo=糸 Figlio=男の子)
その3。Coniglio (コニッリオ)とCoglione(コリオーネ)
最初に入った不思議な下宿部屋に、同じ建物内に住むアコステイックギターの勉強に来た陽気なチリ学生がしょっちゅうからかいに。
「俺たちは誕生月の星座で性格判断するけど、日本は動物(十二支)を使うんだって? お前は何年生まれ?」
表題後者を自慢げに即答!
「ないない。ありえない! 絶対ないよ!そんなん!!!」
(お前が知らないから教えてやってるのに!違う?! なんだ〜!!)
もう一度自信を持って踏ん反り返って。。。
ヤツは呆れと吹き出すのを抑えながら、辞書を持ってきて
「言ってることを調べてみろ。」と。
・・・ボッ赤面。
コニッリオ=ウサギ と言ってるつもりが、
コリオーネ=男性の大切な物(ゴールデンボール)
・・・確かにそんな動物はいない。
そして
「それは、どうしようもないバカな奴やバカな行為をした奴を周りが見下す時にも使う。 自分から自信満々に言うヤツは初めて見た。」と大爆笑。
間違えた本人は絶対一生忘れません。
自分を笑いのネタに使い回すことも。。。
今日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。
—続く—