前回のイタリア自転車泥棒は、多くの皆さまにご興味頂き誠にありがとうございました。
今日は自転から自動です。
お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
自転車から自動車への中間、スクーター・バイクもご紹介しようと思ったんですが。。。
あまりに酷すぎで。。。凄すぎ。
ハンドル固定されてるにも関わらず1分もしないうちに、エンジンかけて持ってかれちゃうんです。(流石にまだ国内に無いと思われる犯罪手口を援助しようとは。。。)
なので本題の自動車へ。
自転車分野であれだけ、簡単に次々バラバラにする知恵のあるアマチュアとプロの泥棒業。車のパーツでだってナビやカーステは以前ご紹介した通り、それだけではありません。
全ては路駐という根本的に違うコンデイションにもあります。
路駐による弊害は週の決まった日に行われる露店市だけでなく、夏休みや一定期間同じ場所に停めたままがプロかアマにバレると。。。
高級車がコンクリートブロックを履いて
一般車がレンガを履く例ではありません。
持ち運びが簡単なレンガは多分その辺でも調達しやすいのかも。
こうなるともはや車でシーソーできちゃう?!
金目のものに目のない泥棒にとって、目に入るものは何だって「絶品グルメ」なんでしょう。(たぶん)
まだ車体があるだけマシ。
個人的な経験ですが、車ごと盗まれマシタ。。。
舗装されていない場所で露店市の立たないマンションに住んでいた時、1990年会社から強制的に下取りさせられたランチャテーマ。
ランチャ テーマは1988年からフェラーリ308のエンジンを載せてたバージョン8.32は気持ちのいい音とスピードで庶民の羨望の的でした。残念ながらこれではなく廃車手続きが面倒と初代(1984年)の6年目を迎え18万kmを超えた貴重なタイヤ付き。。。
珍しく玄関真横に空いてたスペースに止めたはずが、翌朝ぽっかり空きスペースに。。。(早めに帰ってきたし、まだボケる年頃でもなく。。。)
警察に盗難届を出しに行っても、面倒臭そうに書類を作り、いつどうやったら出てくるか質問しても「そんなのわからん」と顔に明確に書いて応対、残念系の言葉もなく不当とも思える扱い。
保険会社に連絡すると、
「Pazienza(=しょうがない)、盗難届を出して1ヶ月経っても、出てこなかったら証明書と引き換えに金払うよ。」とあっけらかん。
日頃使わない自分の足をすり減らし、疲労だけが増しなんの兆候もない1ヶ月後
保険会社の担当者と面談で彼曰く、
「高級車はアラブ諸国へ、デイーゼル車は東欧からその先へ、ボロ車はパーツに。。。君の車を狙ったのは、年式から行って多分修理屋じゃね。」
「まあ出てこなかった方がいいんだよ。」
「麻薬患者がシリンダーを残して行ったり、寝泊まりした形跡があったり、燃やされたり、事故られたり。。。ってこともある。」
ありがたい(?)ダメ出しをいただき釈然としない気持ちに、支払ってる金額(半期で十万円強)の割に新しい車を買う頭金にもならない金額の小切手を渡され。。。茫然。
長期レンタルやリースが定着してるわけです。
あまりイタリアでいい車にお目にかかれない理由お分かりいただけますでしょうか。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
↓↓↓ もしよかったこちらも覗いてみて下さい ↓↓↓