さて、前回までは夏の野菜「ポモドーリ」を特集してきました。
もう10月なので秋編に移行しようと思います。「ポモドーリ」はまた来夏。
「ポモドーリ」なんだっけ?
とおっしゃる方は、是非こちらで「ポモドーリ1」「ポモドーリ2」「ポモドーリ3」「ポモドーリ4」「ポモドーリ 5」「ポモドーリ6」「ポモドーリ 7」をお楽しみ下さい。
秋の第1弾は「フンギ」です。
今日もお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
「フンギ」(Funghi) イタリア語で「きのこ」全般を呼びます。
さて、イタリアンきのこで有名なのは ???
「ポルチーニ」(Porcini)はもう結構皆さん耳にされることがあるのではないでしょうか ?
個人的には浸透度にビックリしました。。。
大手外食産業の店舗宣伝幟で名前がはためいてて。。。
。。。ですが〜
へそ曲がりな性分としては、違う「フンギ」からスタートしたいと思います(^^)
今日ご紹介するのは、オーヴォリ(Ovoli)。
日本では、セイヨウタマゴタケと呼ばれているようです。
傘が橙色で卵のような白い殻から生まれてくるような形で、一般的には傘が白い殻から出たぐらいで、完全に傘が開かないうちに収穫(その方が香りがいいんだそうです)。日本では見つけるのは極めて稀とのこと。
困ったことに毒キノコ(ベニテングダケやタマゴタケモドキ)に似ており、死亡例もあるくらいなので誤食には気をつけなければなりません。
なぜこれを一番最初にご紹介したかったか。。。
実はイタリアのグルメでは世界中のキノコの中で美味しさはトップ3に入ると評判で、正式名称Amanita Caesarea (アマニータ カエサレア)からもわかるようにCaesarea は皇帝カエサルに由来し、古代ローマ時代からあまりのご馳走で「神様の食べ物」と神聖化され、野生に生える森全体を保護区としていたほど。
一般名称のオーヴォリはその形状が卵(ウオーヴォ=Uovo)に似ていることからつけられたようです。
現代では夏の終わりから秋口に、中部イタリア・トスカーナ州辺りの田舎では短い期間だけ「生」にお目にかかれ、稀〜にミラノの青空市場でもお目にかかれる非常に希少価値の高い「フンギ」です。
食べ方は、香りや味を楽しむのには、生をスライスしてルーコラやスライスしたパルメザンチーズにオリーブオイルをかけて。(極上スーパー美味!!!)
もちろん傘が開いた状態でパスタに合わしてもいいんです\(^o^)/
そそられました 〜 ???
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
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