日本語を勉強するイタリア人が
「はし」で表現する「箸」「橋」「端」の区別が難しい !
「き」で覚える対象物が「木」「黄」「来」「鬼」「器」「記」「旗」「姫」・・・あまりに多くて どうなってんだ ?!
「姫」が「喜」になって「嬉」は「稀」で、「鬼」になって「危」はしょっちゅう「起」だ。
とひらがなと漢字を交えて爆笑したことが。。。
とは言え、イタリア語も人を困らせるのでは負けてません。
今日もお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
過去にも「失敗話 1・2・3・4」をご紹介しましたが、今夏のヒットソングで思い出したエピソード。。。
夏によく消費するのはジェラート(Gelato)とグラニータ(Granita)。
ジェラートはもう皆さんがご存知のアレ。
グラニータは、シチリアからイタリア全土に広がったシャーベットからかき氷よりの日本ならフロートのような液体かき氷。(氷粒がシャーベットより大きい)
900年代アラブ人たちが持ち込んだSharbat(=シャーベット:「イタリア食の歴史 シチリア9」参照)から派生したもので、エトナ山やイブレイ山に積もった雪を固めたり、氷を夏にグラッタート(Grattato : 擦り下ろし)してレモン汁や搾りたての果物ジュースやローズウオーターを合わせたものがオリジナル。
詳細はまた別記するとして、ジェラート屋やバールではこんな機械に入って見かけるもの。現代ではレモン・ミント・ブラッドオレンジ・ミカン味が主流。
伊和辞書でグラニータの2ページ前に載ってるグラナータ(Granata)は「ザクロ(melograno)の実」と。
「へ〜 イタリアにもザクロあるんだ ?!」
で留学初年度の暑い夏、実戦会話のためにも
ザクロの実味のグラニータ( granita della granata )を食べてみるべく、いつもたらふくお世話(店か?自分か?)になってるジェラート屋へ。
まだ20前後の東洋から来た小僧に60過ぎの太鼓腹のおっちゃんは怪訝な顔で、
おまえは馬鹿か ?」
と出川哲郎さんばりのツッコミ。。。
辞書片手に、押し問答。
「ザクロ(melograno)の実がグラナータでしょ。。。」に、
そんなもんでグラニータ作る前に俺たちゃみんな吹っ飛んでるは!」と。
。。。確かに、辞書にもgranataの3つ目の項に「手榴弾」って。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
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