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みんなのおかげで !!! 。。。食文化専門に30数年間イタリア在住したEnogastronomoが書いてます。お役に立てれば。

イタリア食の歴史 古代ローマ 1

現代我々の知っているイタリアンは、歴史を遡ると実は結構他国のおかげ。。。なんてのをこのシチリア島で書いてきました。

 

今日からは古代ローマ時代について色々とご紹介していこうと思います。

 

おつきあいのほどよろしくお願いいたします。

   

古代ローマの1日の食事は、Prandium(昼食)とcena(夕食)の2回、その後Inentaculum(朝食)を取るようになった。

主な食事となるCena(夕食)は現代時間の午後4時で大体3時間ほど費やされた。その食事の料理は、奥様方が奴隷を使いながら切り盛りしていたが、洗練され始めたローマ人達は、目新しくファンタジーに飛んだ原型と味の異なる調理技術を持ったCoqui(コック)の目も楽しめる華やかで手の込んだ料理に目覚めた。

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共和政ローマの初期の頃(紀元前508—27年)のPrandium(昼食)は立ったまま取り、夕食は中庭(Atrio)で整然とせずにゴチャゴチャと食した。ローマ帝国(帝政期(紀元前27-1453年)時代の初期には、静かで特別な部屋Triclinium(ダイニングルーム)で主にスプーンを使って食事をするようになる。(ナイフはローマ帝国終盤・フォークはもっとずーっと後

 

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Triclinum(トリクリニウム=ダイニングルーム)

 低いテーブルの周りに凹の3辺を3つのLecti triclinares(長寝椅子)で囲む。椅子は体の左側が下になるようにコの字に組まれる。通常大小2つのTricliniaがあり、室内装飾はワインと即時と愛がデマとなることが多く、小さい方は少人数をもてなす場合、大きい方は大人数のパーテイ用で使われた。ポンペイの多くの住居では、小さなTricliniaに寝室・浴室が隣接する。

   

1世紀頃の様子は、Petronioがネロ期の堕落した古代ローマを描いた小説Satyricom(紀元60年 サテュリコン)の「TrimalchioneのCena(トリマルキオの饗宴)」で、高級食材をふんだんに使った料理の描写や趣向を凝らした器について詳しく語られ、歓談や余興の趣向の凝らした様子もわかる(1969年フェデリコフェリーニのFellini Satyricon他2つ映画化されている)。


Satyricon - FULL MOVIE

 

どう考えても食事しづらいように思うんですが。。。寝そべってると。

 

今日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。