皆さんの食卓ではこの時期どんなお野菜を食べられてますか ?
キャベツ? ネギ? カリフラワー? 登場してますか ?
イタリアではこの時期になるとチコリの一種である高級野菜「ラディッキオ」(正式名称:ラディッキオ ロッソ ディ トレヴィーゾ)が登場します。別名トレヴィザーノとも。
葉脈(筋のようなところ)は真っ白なんですが、葉は鮮やかな紫色です。味わいの特徴は「苦味」です。クリーミーなチーズなど他の食材と共にこの独特な苦味を楽しんで食べます。
実際には2種類あって、ワセ(precoce:プレコーチェ)とオクテ(tardivo:タルディーヴォ)。
プレコーチェ(ワセ)は葉っぱも大きめで苦味も強目でそれほど希少価値はありません。
タルディーヴォ(オクテ)は逆に細長くて葉脈が大きく色合いも濃く非常に希少価値の高いものに。
タルディーヴォの収穫は少なくとも2度の霜を経験しないと・・・と言われ
収穫後もこの一帯の地下水を吸い上げさせ、葉脈の白さを引き立たせるそうです。
超寒い中でも時間と手間をかけるとこんな「美しい野菜」になって市場に出回ります。
通常この時期、卸値が11~12株(約3kg)単位で約4,800円(37.5ユーロ)と言われてましたがコロナ悪影響で軒並みレストランへの卸しが無くなりキロ800円(6~7ユーロ)の半額以下でも・・・との話。 あ~ 束にして食べたい(^^;)
このラディッキオ ロッソは主に街中運河の流れる情緒あるトレヴィーゾ(Treviso:ヴェネツィア北約30km)一体。16世紀にはこの地で栽培が始まっていたと資料にあるそうです。ビタミンA・B1・B2が豊富だそうですよ。
現地の方言では、ラディチョ スパドン (剣形ラディッキオ)とか スパドーネ(大剣)とか葉の形が「剣」に似てることから呼ばれてるようです。
お気づきになられた方も多いかと思いますが、「チコリ」の一種なんです。
是非現地に行ったら召し上がってくださいね。
国内でも・・・こんな料理になりますよ。もしよかったら(^^)/“””
あっそうそう重要な・・・入るお店を間違えないように!
つい先日(2月7日)の現地地方紙の記事によると、賞味期限が2014年(物によっては2012年)に切れた食材を420kgも蓄えていた店が摘発されたそうです。
まさか~ イタリアンじゃありませんよ。
客単価の安い・・・海外に行くと街の風情に似合わずよく目立つ。ほら、お店の外に赤提灯が目印の・・・(^^;)
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