毎週土曜日はイタリアで伝えられる面白い情報をお伝えしております。
今日は「教会建物」の再利用についてです。
お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
イタリアは世界第五位のキリスト教信者のいる国(上位4カ国はブラジル・メキシコ・フィリピン・アメリカ合衆国)と言われており、2017年の信者数は人口の79.3％だそうです。教区だけで25,610教区もあって43,523司祭の司祭がいて、そして毎年市民の所得から自動的に徴収できる税金（0.8％）が2004年時点では9億4千万ユーロ（約1,222億円）他にもミサでのお布施や献金・特別な部屋や美術館・博物館・建物内の拝観料などなど。。。そして世界中にトンデモなく巨大なネットワークがあってお金が動く組織。
とは言え、昔に比べ敬虔な信者数や若者の教会離れはどこも同じこと。。。
建物だけでも一時期40,000あると言われていましたが、今は26,000ぐらいではないかとも言われています。
では使われなくなった教会はどのように再利用されるか。。。
昨年11月末には法王が「貧しい人々のために使われなくなった教会を処分して・・・」との発言が出ましたが、耳で悪魔が通訳すると「どうせ使わないものは国に売りさばいてリサイクルして金は教会へ・・・」としか聞こえませんでした。。。
どちらにせよ今に始まった出来事ではないものの、元教会がモスクに変容しようとした途端に大騒ぎが始まりました。
昨年末大問題が起こったのが、ミラノの隣町ベルガモの病院に隣接された元教会をロンバルディア州が入札情報を開示したところ、落札しかけたのがイスラム系組織、最低額に10％上乗せした450,000ユーロ(約6千万円)を提示。
物件が物件なだけでなく購入予定者情報がリークされ、地元では大問題になり州長が介入し不成立に。。。
2013〜2016年にかけカタール チャリティー ファウンデーション(Qatar Charity Foundation)なる基金が2500万ユーロ(約32億5千万円)かけイスラム信者啓蒙活動の43プロジェクトに投資。イタリア国内で1000以上もの大小モスクが存在することになったと。。。
ムスリム難民や移民が大量流入で宗教上の対立というよりヨーロッパ各地に広がるテロや組織の温床となる疑惑で、現在ピリピリと緊張感が増す大問題に。
話を戻して（？）
教会建物の還俗化は、内部に飾られた十字架や全ての装飾を全部取り除いて↑しまえば良いだけの話のようです。。。（一般的に言われている内容ですが）
この教会建物リサイクルは今に始まった出来事ではなく、25年ちょっと前ミラノのとあるゾーンの閉鎖された教会は数年後、内部ドーム状のところにシャンデリアが上下するデイスコに変身！
真夜中3時過ぎると女性DJが正面カウンターテーブルの上で踊り出すイケイケディスコに改装され、20〜30代を中心とするそれはそれは大勢の人が集まる楽しい場所に変身！！！
オープンから毎晩1ヶ月ほど通ってたことを・・・あ〜そう言えばと思い出し。。。
日本でも土地を不審な外資が購入する例ありませんか ？？？
大丈夫ですか ？？？ 市町村の役人さんと住民さん ？？？
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
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