2016年5月25日 フィレンツエを見下ろせるミケランジェロ広場からポンテヴェッキオの間、フィレンツエのアルノ川南岸フィレンツエ一般市民の日曜午後のお散歩道ルンガルノトッリジャーニが突然陥没。ご覧のように20台以上が水没。
原因は「50年代に埋め込んだ鋳鉄製の水道管の老朽化」で、市内約36%の地域へ水が供給されなくなった事件。。。
イタリアでは全国ニュースで当日流れたものの1日で終息。
そして今月出された裁判所の判決結果がチョロっとニュースで。。。
「本件について、特定の規範を遵守せず、地中の状況を確認する手段もなく、過失のある責任者を特定することは不可能。」
たったこんだけ。。。
大人とは言い難い放置国家もイタリア。
「 Pazienza = しょうがない。」でおしまい。(他にもPazienza話はこちら 1 ・2 )
ネットで国内の状況をいろいろ見てみると例えば、
ビジネス+IT のこちらの記事では、
“全国に張り巡らされた水道管の総延長は約66万キロ。実に地球16周に及ぶ距離になる。その結果、国内の水道普及率は2014年度で97.8%に達した。事実上、どこに住んでいても安全な水が供給されているわけだ。
しかし、水道管の多くが高度経済成長期に整備された。2014年度で総延長の12.1%が法定耐用年数の40年を超えている。総延長に占める法定耐用年数を超えた水道管の割合を管路経年化率と呼ぶが、2006年度の6%から8年で2倍以上に増加した。最も老朽化が深刻な大阪市は全体の4割以上を老朽管が占めている。”
そして 驚くことに
“これに対し、全国の更新率は年間0.76%ほど。厚労省は更新を急ぐよう指導しているが、自治体の財政難で追いつかない。このままではすべての水道管を更新するのに、130年もかかることになる。耐震化工事の進捗率も2014年度、基幹水道管36.0%、浄水施設23.4%、配水池49.7%しかなく、遅々として進んでいない。 ”
このフィレンツエのような事件が日本の都市で起こったら。。。
連日マスコミは上へ下への大騒ぎ ???
「やって」る人の批判・揚げ足取りで躍起になる政治家(振り?)の皆さまが、こんな国民に役に立つ議題を持ち出して「やって」頂けると。。。
心から切望するんですが。。。
まだ足元があるうちに(^^)/"""
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
参考資料