イタリア人は喜怒哀楽はハッキリ、分かりやすい人種。
そして何よりも人をニッコリさせるのに長けている。
想像力の豊かさに、時には大笑いし時には首を傾げること多々
今日もお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
「野菜で人を表現」・「動物で人を表す:ウサギ」「老雌鶏は?」「嫁さん探しと牛」「頑張れと狼」「カエルを飲み込む・吐く」など様々なイタリア語の面白い表現を昨年ご紹介いたしました。
今年の干支「猪」で色々思い出そうとしたのですが、なんせ老朽化しつつある肩上のPCからは反応がなく突然「馬は?」と。。。
メモリーもチップも取り替え必要かも。。。
La febbre da cavalli
ラ フェッブレ ダ カヴァッリ
= 馬熱
→ 異常の高熱
馬が体調を崩すと死に至るほどの高熱を出すことから、平熱36.5度ぐらい人間が体調を崩して40度近くになると「馬熱」と呼びます。また競馬などに危険な賭けをするほど異常な熱を上げる人が多いことから70年代映画にも。。。
A caval donato non si guarda in bocca.
ア カヴァル ドナート ノン シ グアルダ イン ボッカ。
= 贈られた馬の口の中を見てはいけない。
→ (欲しくなかった)プレゼントでも喜んで感謝しなさい。
イタリアの風習では、何かをプレゼントされたらその場で「ありがとう。開けてもいい?」と送り主に感謝を伝えて、みんなの目の前で開封して(日本的にはちょっと大げさに)破顔で喜んで、再度感謝を伝えなければいけません! たとえ欲しくないものでも。。。とエチケットを教わった時にこの言葉を教えてもらいましたが。。。
実際この時の表情は非常に重要で、みんなの視線を必ず感じます。
おばあちゃんが教えてくれた説明は、「昔の人たちは、馬の歯並びで年齢が大方わかったらしくこのような言い回しをしてたのよ。」でした。
日本式の昔風な「開けずに持って帰って。。。」は完全NGです。
Campa cavallo che l’erba cresce.
カンパ カヴァッロ ケ レルバ クレーシェ
=馬よ草が生えるまで生き延びろ
→忍耐強く我慢して待て。
イタリアの公共機関に手続きをしに行く時によく聞かれるフレーズです。
とにかくイタリアの公務員は遅いし「これは自分の仕事ではない」とたらい回しにされ、イラつき度合いは日本では考えられません。滞在許可証取得には申請が半日列に並び申請、取得には早くて1ヶ月後もしくはその後数回半日潰して。。。郵便局での電話・ガスなどの支払いには2~3時間。日本とは時間の流れが違います。
貧乏な田舎で秋口に飼ってるやせ細った馬に春の草が生えるまで生き延びろよと声をかけたことから来てるそうですが。。。 そんな忍耐イタリア人には見たことがありません。 だからしょっちゅう口にして自分を戒めているのか・・・
長くなったので続きはまた次回に
日本語にも「馬」を使った面白い言い回しありますか ?
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
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