Grazie a tutti !!!

みんなのおかげで !!! 。。。食文化専門に30数年間イタリア在住したEnogastronomoが書いてます。お役に立てれば。

イタリア食の歴史 ワイン 3

ー  2  ー  からの続きです。

 

クマの不始末(ゴミを家に持って帰らなかった)で現代に至るまで人間に悪影響を多大に及ぼしている駆け出しを「 イタリア食の歴史<<<概略>>> 1  」で紹介いたしました。

 

今回は、その悪影響が書面に残って表面化し後世にもバレてしまった辺りについてです。

 

お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

 

普段ニコニコ人当たりが良い方、物静かな方(上司・パートナーなど)が、ある量(日によって違う)を超えた途端。。。

目が据わり。。。果ては「悪魔か?」と思うような言動。。。

。。。そして翌日は全く覚えていないあの悪癖。

気持ち良くなってる者さえ覚醒させてくださいます。(ご同行の素面の方。。。一層ご苦労様です。)

 

古代ローマでも、このように証されてます。

 

“in vino veritas” (ワインの中に真実)

 

酔っていない男の心の中に納めていたものが、ワインのせいで、後で後悔するけど、酔っ払いの舌に現れる。まさに”in vino veritas”だ! (Quello che era racchiuso nel cuore dell’uomo sobrio era, invece, sulla lingua dell’uomo ubriaco che, proprio sotto l’effetto del vino, pronunciava parole delle qualli poi si sarebbe pentito. Insomma “in vino veritas”.)。」と帝政ローマギリシャ人著述家プルタルコス(紀元46-127年ごろPultarco)は「対比歴伝(英雄伝: Vite parallele)」で明言。

 

他にも詩人で哲学者のTito Lucrezio Caro(紀元前94—紀元前50年ごろ) が記したDe rerum natura(6巻)の「事物の本性について」で、

f:id:grazieatutti:20180418112725j:plainチェレス

「チェレス(ローマ神話の豊穣神:ケーレス)が作りリベル(ローマ神話の豊穣神)が飲んでいたぶどうジュースから作った飲み物を人間に体験させた。しかし生命にとってこれがなくても生存可能であった。今日でも一部の人々がまだ生きてことからも証明される。しかしより良く生きていくためには、汚れのない精神だけでは進めない。それゆえに神様は現れ授けてくれ国に広めてくれた。人生の甘い安堵は魂を覆い奪っていく。」と。。。

 

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そして、ローマ帝国初代皇帝(在位紀元前27—紀元14年))アウグストスは元々短気で残酷だったと言われ、寛大で温和な性格に変えさせたのは、聡明な奥方リヴィア(Livia 紀元前58年—紀元29年; 2代皇帝ティベリウスの母)が食事と共に飲ませたワインのお陰で、元気に長寿を全うできたとも。

 

共和政の終盤には女性の飲酒禁止が無くなり、同等の飲酒権利保有もその後キリスト教伝搬で権利を奪われ。。。

 

女性無くして生きていけない男。。。

恩知らずに権利を奪うのはいつも。。。

 

今日、怒られても我慢しなければならない因果関係はもうここにあった ?!

。。。不本意ながらも

。。。多分。

 

全ての責任はクマと過去の男どもの所為だー!(まだ素面)

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。

 

—  続く —

 

参考資料

 

De rerum natura

Livia