毎週土曜日は、イタリアを中心とした欧州のいろんなニュースを拾ってご紹介しています。今週も。。。
某近隣大国からの観光客を待ち受け送迎する「ワンボックス」白タクが各地の空港周辺で暗躍し大問題になってますよね。今日はそんな「白タク」に対抗策実例です。
おつきあいのほどよろしくお願いいたします。
イタリアの各空港でも、もちろん某近隣大国も暗躍しますが、イタリア人だけでなく怪しい輩が到着ゲートを超えた瞬間にビジネスマンや観光客にボソボソ言いながら近寄って来ます。
この様な輩に絶対引っ掛からずに、バスや列車かタクシー乗り場から乗車していただきたいと思います。 (・・・で話終わっちゃいますね。)
さて、
市内では日本の様に手を上げれば停まってくれるタクシーのシステムはフランスやイタリアではあり得ず、必ずタクシー乗り場に行かなければなりません。(モスクワで同じ様に手を上げれると、一般ドライバーが止まってくれ、目的地が近いとタダで乗っけてくれたり、ちょっとお礼したり。。。度胸あればの話ですが。)
旅行客だと道が分からない振りして、遠回りするドライバー・本気で道に迷う新米ドライバー・助手席に乗せない輩・トランクに荷物を載せると別料金を料金表で説明するヤツ・・・色々とイラっとすることが多いイタリア。
にも関わらず。。。
既得権を守るためガチでガンガンストライキする国では、利用者の都合など二の次どころか。。。
みんな「個人タクシー」で所属する組合はあっても、業界内で特別に儲ける「流し」を認めません。(電話で迎えを頼むとまだ乗ってもいないのに「へっ?」と思う様な金額がメーターに表示されていることも。。。)
呼び出してもなかなか来ない時間帯の朝8時ごろは、特に近距離しか要望されない市内のタクシー乗り場に1台も居なくて、呼び出しても15—20分待たされるのに、長距離移動が期待できる空港のタクシー駐車場で新聞読んでる奴らがいっぱい居ると、いつも以上に腹が。。。
こんな不便なタクシー事情に加え分刻みで移動が必要な人たちと「白タク」の利害が一致する時が
「ファッションウイーク」
市内の至る所で、開かられるファッションショーに世界中から集まってくるモデルさんたちは、有名人でもない限りドライバー付きの送迎は無く、自前で移動しなければなりません。
待っても来ないタクシー乗り場に行くよりも「白タク」を使う方が。。。
「白タク」も色々で「大型スクーター」や「乗用車」「ワンボックス」もあれば「スーパーカー」も。
。。。そしてもちろん
イタリア男がモデルと出会えるこんな美味しいチャンスを逃すわけがありませんしね(^^)
この9月20日木曜日から日曜日の4日間で、取締られた車両は189台と123名。宣伝を兼ねた販売代理店所有のマセラッティもあれば、ジャガーやフェラーリも検挙されました。
警察が発表した今回の作戦は「フレッチャ ウーノ」(Freccia 1 : 一矢)
そして、
ファッションショーのモデルやそのドライバーたちの検挙が主目的では無く、空港やこのファッションショーに群がる某隣大国の組織を一網打尽始めた「一矢」と発表。 まだ矢は色々あるとも付け加え。。。
一筋縄では行かない相手にいろんな策を講じる一筋縄では行かない人種。
我が知性溢れる日本人どんな対策をするのか見ものですよね。
数ヶ月前ミラノでは尋問中の警察官が轢かれそうに。。。
昔は黄色だったのに最近白いんですよね〜 普通のタクシーの色。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
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