夏はやっぱり白でしょ!
で前回まで、シャワシャワ発泡性のイタリアワイン(ランブルスコ・スパークリングワイン・プロセッコ・フランチャコルタ・フェッラーリ)に白ワイン(フラスカーティ・フィアーノ)と。。。
お楽しみ頂けておりますでしょうか。
今日もいきましょう美味しい白ワインシリーズ。
「緑溢れる美しい丘陵風景を見ながら美味しいトスカーナの白ワイン」とその産地で歴史溢れるサンジミニャーノの街をご紹介いたします。
この地区も「トスカーナ弁がきついんじゃ〜!」
お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
トスカーナを代表する白ワイン「ヴェルナッチャ ディ サンジミニャーノ」の産地は、フィレンツエからシエナ方面に南下途中1時間15分ほどで見えてくる丘の上にいくつもの塔が聳え立つ街サンジミニャーノを中心とした地域で栽培されています。
この街自体は紀元前3世紀にはエトルリア人達が住んでいたとされ、中世以降街の権力者の力と富を誇示するためにより高い塔を立て1300年代最も多い時には72本もあったとのこと。権力抗争で負けると壊され、現在残っているのは13塔のみ。中でもトッレグロッサ(Torre Grossa)は高さ54メートルを誇る塔で1300年代に11年かかって建設。今でもドオーモ広場にあり登ることもできます。
街中心部は1990年にユネスコ世界遺産にも登録されました。街中観るもの一杯で丸1日楽しめますよ。料理も美味しいし! 。。。拷問博物館(Museo della tortura e delle pena di morte)も当時のオリジナルが展示されており必見!
ブドウ品種ヴェルナッチャ(Vernaccia)の語源は、ラテン語のVernaculum(=その地の)とも、1600年代冬のVerno(凍てつく風)とも、リグーリア州名所チンクレテッレの一つヴェルナッツア(Vernazza)で栽培されたブドウ品種がこの地で名前が多少変わってついたとも。1200年代後半には好調な売れ行きだったことは資料から知ることができ、あのダンテアリギエーリも「神曲」の「煉獄」の中で記しているほど(煉獄XIV,19-24)当時から有名なワインだったんです。
DOCGの規定でブドウ品種は、90-100%ヴェルナッチャディサンジミニャーノを使用し(場合によって10%未満ブレンド可能なぶどうはこの地区で栽培された香りの強くないぶどう品種を入れることも)
味わいはサッパリと 食前酒から魚介類を中心とした前菜やサラダ類からグリルまで相性抜群。
ぜひこの夏 ↓ お試しになってください ↓
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
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参考資料
Museo della tortura e delle pena di morte