先週は「スパークリングワインとシャンパン何が違う?」で大まかな棲み分けをご紹介いたしましたが、いかがだったでしょうか。
赤ワインも白ワインもいいんですけど。。。
この季節やっぱり冷たい「泡」があった方がとスッキリしますよね〜
そこで今日のオススメは「Prosecco (プロセッコ)」
お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
お決まりの「チョイ昔話」から。。。
イタリア北東部(ヴェネト州〜フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州)ではローマ帝国初代皇帝アウグストゥスの妃リヴィアが薬用として飲んでプリニウスが「博物誌(Naturalis historia)」で記すPucinoというワインが当時高級ワインとして有名だったらしい。
プロセッコと名前が資料に出始めたのは、14世紀オーストリア皇帝支配下のイタリア西端のトリエステ。皇帝に向け毎年100本のアンフォラに入ったプロセッコを献上したと。
さて現代。。。
まだ日本ではマイナーなプロセッコも1990年代からブームが到来し、3億本以上が世界市場に出回り、2013年「おフランスのシャンパン」を超える販売本数にまで成長。
種類は、泡無し白ワイン(アルコール度数10.50%以上)からマルテイノッテイ方式のフルーテイーな発泡酒(Frizzante:9%以上)やクラッシコ方式のドライなタイプ(Spumante:11%以上)まで色々。
ブドウ品種Glera(現在では通称Prosecco)を最低85%に残り15%未満はこの地区の白ブドウ品種を使って良いことに。現在DOCGの認定地域はMontello e Colli Asolani ProseccoとProsecco di Conegliano-Valdobbiadeneの2地域。
最後に語源。。。
現在村として残っているトリエステ近郊のProsecco(プロセッコ)は「伐採地」と言う意味で、葡萄畑を作るために斜面を伐採し、また地域の高台としてトリエステ湾の往来や陸上の人々の往来を監視。
個人的なオススメは。。。
毎年この時期から(・・・仕事帰りの「まず一杯」がお日様と楽しめる5月頭ごろからかな)9月までは間違いなくコレ。。。泡と共に香るフルーテイが心地よく飲みやすくて美味しい。。。 家に帰っても、まず「お疲れ」乾杯し+ご飯一緒に作って〜食べて〜「あ〜美味しかった」まで。。。お喋り好きなら二本目ボトルもコロコロっと。。。
今日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。
参考資料