前回ミラノ在住中に知り合った頭脳明晰な優秀な変人に出会った経験をご紹介しました。
出会えるのは、「へそ曲がり族」もいます。
お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
いろんな集まりで優秀な奇人変人に出くわすと自分がいかに「才能ナシ」かを身をもって感じます。
その中に同じように「才能ナシ」と思っていたイタリア人たちともよく集うように。。。
2年ぐらい経ったある日その中の一人がスカッシュに興味があるとのことでお手合わせを。。。 いつもこちらのイタリア語をケチョンケチョンに罵倒する彼にとっては初日、こちらは4ヶ月ほどの経験者(ただ。。。元テニス部(インターハイ出場)ゆえラケット競技はそれなりに(^^))。
相手が悪かったかもしれませんね。
日頃の鬱憤晴らしに大成功。。。(\(^o^)/)
帰りがけに、「来週末何してる? 他の奴らと1泊2日で海行くけど来るか?」。
ちょうど今ぐらいの季節 単純に「喜んで!」と。
土曜朝集まった時の足元。。。
自分はビーサン、彼と他2名は膝下まで長いスポーツ靴下にスニーカー。。。???(何かオカシイ)
他2名は彼の弟とハリソンフォードそっくりで目的地カモッリ(Camogli)に両親の別宅がある友人。
ミラノから南へ高速で約2時間半(約170km)目的地カモッリCamogliは、リヴィエラ海岸にある世界遺産「チンクエテッレ」(Cinque Terre=5つの土地。11世紀の要塞とし築かれた海岸線にポツンポツンとある個性的な5つの小さな村、モンテロッソ・ベルナッツア・コルニッリア・マナローラ・リオマッジョーレ。)の北にある、これまた小さな漁村。
この漁村は1952年から漁民の守護神サンフォルトウナート(San Fortunato)に感謝し毎年5月第2日曜日にサグラデルペーシェ(Sagra del Pesce=魚祭り)を開催。大きなフライパン(直径4m・持ち手6m・2.8トン)で3000kgのオイルを使い3万食(約3トンの魚)を揚げ、振る舞うお祭りがあります。
9時に着いた街の目の前には小さいけどいい感じの砂利のビーチ。
「さあ泳ごうぜ!」に「朝早く出たのでまずは腹ごしらえ」とのこと(?)。
その後2度目の「さあ泳ごうぜ!!」に「ここじゃない。」「???」
「行くよ」と海辺を右に見ながら。。。
「あの山の突先に見えるポイントが最高なんだよ。」指先されたずーっと先に見えた場所はプンタキアッパ(=Punta Chiappa : キアッパとは「お尻」訳せば「お尻の先」)
登り階段に右へ左へ急勾配カーブの連続30分もしないうちにTシャツ・ズボンから汗がお漏らししたように滴り。。。そのうち舗装道がなくなり本格的な細い山道へ。。。
なんとカモッリからプンタ キヤッパまでは6.8kmもあって行軍時間は約3時間。。。ビーサンで(膝から下は擦り傷だらけ。。。)
ヨロヨロ辿り着いた時、確かに目は綺麗な場所と認識できても、繋がってる先。。。まだ機能していた時代の首上PC内は現実より近々未来を直視「ふざけんな ! 来たってことはあの道帰んなきゃなんねーじゃん!!!」と憤怒状態。 海水に漬け強制冷却。。。
「赤子の手をひねる」と言いますが、
彼らは6−7歳年下「赤子に小学生低学年が手をひねられる」わけです。。。20代以降の大人の社会では。。。
イタリア人のリベンジ成功 ?
・・・まだ道半ばだったんです。
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
・・・来週に続く