良くイタリア人を連れて日本へ逆出張した時に彼らは、
「仕事の時の表情と夜の会食の時の表情。。。どっちが本物だ?」
「日本人同士だと機関銃のように早口でしゃべるんだなあ」
「それにしても、言葉って不思議だよね。そうか そうか・・・って俺たちには考えられん」
と驚かれました。
今日はそんなイタリア人が不思議に思う日本の言い回し。
おつきあいのほどよろしくお願いいたします。
まず最初の「仕事時と夜の表情の違い」日本的には仕事オンと飲み会オフなんですが、イタリア人はあまりオンもオフもしない。。。オールタイム喜怒哀楽者。
同僚からのチャチャも時には気分転換でありがたい時も、じゃない時も。。。
昼食時の仕事話はご法度で上司部下の上下関係もほぼなくなり、ビールやワインを飲みながら楽しく食事を楽しむことが多く、お酒は食事に合わせて飲み許容リミット以下で「いらない」とはっきり言いますし、周りもそれ以上は注ぎません。夜はそれぞれ家族の時間を大切にするので、会食なしが基本。忘年会・新年会はランチタイム。
そんな彼らにとって、日中の気難しい会議のメンバーが、夜の赤ら顔は。。。はどうも多重人格に見えるようです。
国内では飲酒運転はどんなことがあっても絶対ダメです!
血中アルコール濃度0.5g/l未満(目安ビール330cc・ワイン125cc=1/2グラス)までは法律上認められてはいますが。。。イタリアでも日本人はされないことをお勧めします。
検出量と罰金と免停は、
0.5g/l〜0.8g/l:500〜2000ユーロ(約65,000〜26万円)・3〜6ヶ月
0.8g/l〜1.5g/l:500〜2000ユーロ(約10万〜42万円)・6〜12ヶ月・禁錮6ヶ月以下
1.5g/l〜 :1500〜6000ユーロ(約20万〜80万円)・1〜2年・禁錮6〜12ヶ月。
旅行・お仕事でもお気をつけ頂きたいと思います。
2つ目の「日本人は機関銃のように喋る」ですが、こちらの話題は方向性が定まり、マトの範囲内でしてると思います。。。彼らのように話題が散弾銃で乱連射方式とは違い。。。言われたくないかもしれません。
3つ目の「そうか そうか」は、南仏ニースで「ひよこ豆のファリナータ」を指すSoccaに似てます。
自国では普通の言葉も他国では違う意味を持つ困った言葉は結構ありますよね。一定量呑めば年齢を問わず一般イタ男はこの話題が大好きです。お嫌いな方ももちろんいらっしゃいます。
イタリア語で「カズオ」さんが余り嬉しくないのは別記しましたが、アレをシチリア島でMinchia(ミンキア・驚嘆時にもミ〜ンキア?!と使います。)と呼び。「見なきゃ〜!」にシチリア人は反応します。「そうか そうか」は彼らの耳にはSucchia Succhia (スッキア スッキア=吸う・しゃぶる)と聞こえ、この言葉が日本人男性同士の会話で交わされた時に不思議な笑いが生じます。
同じ現象は買い物・年度等でイタリア語の85を聞いた日本人からも。。。
週中の(眠い)お昼間から失礼いたしました。
最後までお付き合い頂きありがとうございます。