食欲の秋もさることながら、イタリア人にとって9月はイベント盛りだくさんで、夏休みボケもどこへやら、話題は仕事よりもイベントについて熱狂的な会話で盛り上がります。
まず9月の第一日曜日行われる「GPモンツァ」フォーミュラー ワンのレース。
フェラーリと同じ真っ赤なドクドク熱い血が激っているフェラーリファンが世界中から集まって来てこの週末はミラノの街中はどこも真っ赤な旗を担いだファンに遭遇します。
今年は9月6日に行われたものの第1ドライバーのヴェッテルが6周目で棄権、第2ドライバーのルクレールは25周目で棄権。
レース詳細にご興味のある方は、この道に詳しいくにんさん(id:kuninn) の「ぼちぼちメモ」をご覧ください。(くにんさん ごめんなさい。勝手に紹介させていただきました。)
このレース場ができたのは1922年。その6年後隣に「ゴルフクラブミラノ」が出来上がりました。27ホールあるこのゴルフクラブは非常に格式高くなかなかプレーすることができないのですが、3回ほど回ったうちの1回はなんとこの9月第1日曜日。
ブルーコース4番ホール(Par3 - 161メートル)の右隣はレース場の「レズモコーナー」、次の5番ホール(Par5 - 447メートル)の真っ隣は最高速の出る「バックストレート」。
ご興味のある方はグーグルの地図から航空写真でご覧になってみてください。
よくゴルフ中継でプレーヤーが打つときには「お静かに!」とやってますし、我々ど素人同士でも動かず話さずジッとの3猿状態で見守ってますが、真横と言っても過言でない距離でとんでもない轟音、ギューン(エンジンブレーキ)・ギャーン(アクセル全開からのギアーチェンジ)・ギャーン・ギャーンに風切り音・・・まるで滑走路でゴルフしてるようなもの。。。(ゴルフボールがコースに入ったらどうすんでしょうね。)
そして厳しいはずの入場規制もこの日はなぜか・・・ピンフラッグと違う大きな赤い旗がコースを横切ることも。。。
同じ日に(旅行好きな方々はご存知かも知れませんが・・・)以前ご紹介したヴェネツィアのレガータ(←詳しくはをクリックしてください)もあります。16世紀の船を使って当時の華やかさを感じさせてくれるパレードの後、ゴンドラ漕ぎたちがレースが、カナルグランデで行われました。
両方知りたい方や動きたくない方や日曜日のマンマの料理が1番の方々はTVの前でリラックスしてご覧になってます。
そして、第2週末は「ヴェネツィア国際映画祭」で77回目を迎える今年は9月12日に。
1997年に北野武監督の「HANA-BI」、遡ってみると1958年には「無法松の一生」(稲垣浩監督)そして1951年には「羅生門」(黒澤明監督)がレオーネ ドーロ(金獅子賞)を受賞してますよね。
その次は国技と言っても過言でないアレ!
今年は9月19~20日始まるセーリエAのサッカー シーズン。
最後に1986年から毎年続いている「ヴェネツィア マラソン」(今年は10月25日開催予定)。あのツルッツルで滑りやすい石畳の街を雨が降っても駆け抜けます。
そしてこのイベントが終わる頃になると霧も深くなり曇天日も多くなりうつ病患者続出の寒くて長~いグレー世界の始まり。。。
そうそう 風刺好きなイタリア人は今年のフォーミュラー ワンの結果でもうバルゼレッタ(笑話)を
中古車販売店に入った若者が
「めちゃくちゃかっこ良くって、そこそこ新しくって、スピードの出ない車ある?」と質問。
販売員は
「あるある! ヴェッテルの乗ってたフェラーリがそろそろ戻って来るはず・・・」
お後がよろしいようで。
今日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。
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