昨日の( 4月1日 !(◎_◎;) もう次の日曜日ですよ !!! )の続き
パスクワ(イースター)で食べたり、パスクエッタ(イースターマンデー)のピクニックに持って行くお菓子は、この時期にしか食べられないものもあれば、どのシーズンでも食べる一般化したものまでありますよ。
◯ Colomba Pasquale (コロンバ パスクワーレ)
イースターにこのお菓子を初めて提案したのは、1930年代にミラノのMotta社。
クリスマスのお菓子パネトーネで成功したこの会社のPR部長が同じ生地で同じ機械を使って、この時期に商品化したのが事の始まり、1944年にミラノのVergani社がこのコロンバ(鳩)形状で全国販売。
言い伝えによると(話好きなイタリア人はこの手の「実は・・・」が大好き)
500年代中盤ロンゴバルド族アルボイーノ王がパヴィア(ミラノ南約30km)の町を包囲した時に、和解のしるしとして平和のシンボルとなるコロンバのお菓子を献上したのが始まりとする説。
テオドリンダ女王が612年ごろにアイルランドのコロンバーノ大修道院長の訪問時の祝賀会を開いたものの、四旬節を理由に豪勢な肉料理を拒んだことに女王が気を悪くしたので、大修道院長が神の祝福の儀式として右手で十字架を切った途端、修道士たちの礼服と同じ真っ白な鳩型をしたパンに形に変わった。のが始まりとする説。(女王はあまりの出来事にBobbio(ミラノとジェノヴァの間)に修道院区を贈呈。聖コロンバーノの肩に白い鳩が乗っているのも当時の出来事のシンボルと。)
コロンバがミラノ発祥説が一般的も。。。
シチリア島南東部のラグーサにあるMonti Iblei周辺でこの時期作られるCudduruni(=Cuddura )がオリジナル説も。Cudduraは古代ギリシャ語のKollura = 冠 の形状からきた言葉で、南部イタリアに伝播。
。。。初めて見た時は超ビックリ!
写真のように殻付きの卵が甘いパンと同居してるんですよ。
( 違う国に行くと知らないこと・違うこといっぱいです。)
昔はパスクワの時期だけでなくハート形にして恋人同士のプレゼントにもされたんですって。(Cadduraは改めて書きたいと思います。)
他のお菓子は
◯ Cassata Siciliana (シチリア島)
◯ Anello pasquale (シチリア島)
◯ Pastiera (カンパーニャ州)
◯ Scarcella (プーリア州)
◯ Pecorella (プーリア州)
◯ Cuzzupa (カラブリア州)
◯ Pizza di Pasqua (ラーツィオ州)
◯ Foccaccia veneta (ヴェネト州)
などなど 各地方の伝統的なお菓子があります。(こちらも追々)
パスクワの食べ物といえば。。。
。。。長くなって来ましたね。
お付き合いいただきありがとうございます。
改めて続き書きます。
ー 続く ー (近日中に)
参考資料
Dolce pasquale (イタリア語)
Colomba pasquale (イタリア語)