メリークリスマ〜ス〜〜〜!!!
前回は「ラザーニャの歴史や語源」をご紹介いたしました。
今日はあの「ラザーニャ」も含めてイタリアで食べられる「ラザーニャ料理」を、クリスマスの一品としてもお役に立てる! かな ?
今日もお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
「ラザーニャ」は茹でるとクニャクニャになるあの生地でこれを使った料理は各地にあるんですよ。
生地も薄力粉+水・薄力粉+卵・薄力粉+栗粉+水・薄力粉+ほうれん草+水などなど乾燥タイプだけでなく種類も豊富(練る時間があれば。。。)
まず日本で「ラザーニャ」と信じられるあの一品は、イタリアではLasagna al forno (ラザーニャ アル フォルノ: オーブンで焼いたラザーニャ)と呼ばれ、北イタリアの季節を選ばない定番料理。
旅行された折、愛想のいい店員に「美味しいよ」と日本語で呼びかけられる店(観光客をカモと思ってる店)のメニューに「おっ?!」と思って飛びつくと。。。冷凍メーカーのものを電子レンジでチンしただけをそれなりのお値段つけて請求されるのでご注意を。
リグーリア州では、卵の入らない生地をうすーく(向こうが見えるほど)伸ばして15cm四方にカットし、あまりの薄さにシルクのハンカチとまで呼ばれるほどの生地なんですが。。。 これをさっと茹でてジェノバ風ペーストで食べます。
ヴェネト州では霜の降りる季節に収穫する特産ラディッキオ(チコリの一種)使ったラザーニャがあります。ラディッキオ(下の写真左)は苦味のある野菜。日本ならトレビス(下の写真右)を使ってもいいかもしれませんね。
・・・てなわけでこんなバージョンはいかがでしょうか。ちょっと重く感じるベシャメルソースの代わりに・・・を使って食べやすくしてますよ。
もしよかったら↓ご覧になって下さい。
エミリアロマーニャ州は北部で一般的になったラザーニャ アル フォルノの原型になるのですが、生地に一工夫あって緑色なんです。
ウンブリア州やマルケ州では、ラグー(ミートソース)の肉が結構ゴロゴロしてて時にトサカが入ってるので\(@@;)/ 他にも甘いワインを入れるところやトリフが乗ってたり。。。
14世紀のナポリ王朝時代から登場したこの生地に、16世紀のトマトの登場で進化し始め、現代ではカルネバーレ(=カーニバル)やパスクワ(イースター)には欠かせない一品。卵の入らない普通の生地を茹で、ミートソースにモッツアレッラやプローボラなどのチーズを加えたり、時にミートボールが入ってたりしてびっくりすることも。
シチリア島ではナポリバージョンにゆで卵やミートボールがフライになってたり、野菜も豊富だったり。。。
プーリア州やバジリカータ州では手打ちのでラザーニャの平らな生地をこんな感じに筒状に丸めて食べる派生版まであるんですよ。
1月6日のエピファニーア(epifania : 公現祭)ではまた違うバージョンもあります。また近くなったらご紹介しますね。
・・・ということでいろんな材料使ってバリエーション豊富に作って見てはいかがでしょうか。
温かく素敵なクリスマスを〜〜〜(^O^)/"""
今日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。
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