前回は、赤の種類とちょっと歴史を紐解き、皆さんいろんなイタリアの「ロッソ」をご指摘してくださりありがとうございました。
今回は各赤の種類についてお伝えしていきたいと思います。
お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
まず最初は、
Rosso porpora : ロッソ ポルポラ = 貝類の赤
前回、“古代フェニキア人たちが、ホネガイ・アッキガイを原料にし(日本では紫色(貝紫)の染料とも呼んでるようですが、イタリアでは赤系に分類)。当時コレ(phoinix)が赤色の基本とされ、古代ギリシャ人が商売人をフェニキア(人)と呼んだとも。”と原料をご紹介。
日本だとこの色を貝殻紫色(Royal purple)と呼んで、HEX #7F1184 こんな色↓
なんですが、イタリアでは、ロッソ ポルポラはHEX #AE262B こんな色↓を指すんです。
とはいうものの、元フェニキア人たちが住んでいた世界遺産の都市遺跡があるレバノンの「ティルス(テュロス)のポルポラ」は、HEX #31002F こんな色 ↓
昔の遠い道のりをかけると色が変わってしまったんでしょうか。。。
それともどこかの時代でイタリア人の「思い違い」炸裂したんでしょうか。
この染料は古代ローマ時代には耐水性に優れて、非常に高価だったようで聖職者が使用できその後貴族階級に広まったようです。イタリアでは色の摘出技術が中世初めごろに失われ、仕立て屋の息子バルトロメオ ビーツィオ(Bartolomeo Bizio)が2種類の巻貝(ツロツブリボラ=Murex trunculusとツブ=Murux brandaris)の鰓下線(ghiandola ipobranchiale)から色彩抽出し、1833年に「ティルスのポルポラ」再発見したと発表のこと。
イタリア語 → 英語 → 日本語
ポルポラ(Porpora)→ パープル (Purple) → 紫
イタリア人曰く、「ポルポラは「血の色」とか「火の色」で濃い赤でもあり、濃さが深くなると紫っぽくにもなるじゃないか」なんです。
イタリア語で紫は
Viola ヴィオラで HEX #5C2E91 はこんな色
書いてる本人がチンプンカンプン迷路に居るので、読んでくださる皆さんはもっとでしょうね(^^;)
ということで次の赤に移ろうと思います。 。。。また次回(^^)/”””
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
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