Grazie a tutti !!!

みんなのおかげで !!! 。。。食文化専門に30数年間イタリア在住したEnogastronomoが書いてます。お役に立てれば。

イタリアで違いを感じたこと - 10 - 友達 1

よく「イタリアと日本どっちが好き? 」と聞かれます。

ほとんどが国外在住経験のない方からの質問。。。 

 

お付き合いのほどよろしくお願いいたします。 

 

考えることは

「どう答えれば、質問者の気分を害さないか ?」 探りをいれる。(ズルイ!)

   

どこに住んでも30年もいれば良いことも悪いことも。。。ありますよね。

人によって便利じゃなきゃイヤな方もいらっしゃれば。。。

言葉が。。。と言う方も。。。

イヤなことが重なれば嫌いになるパーセンテージも上がるし。。。

 

そんな中で、結構比重が高いのは、「友達・仲間」ではないでしょうか。

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 なんでも話せる本当の「親友」は、歩む人生によって・家族や仕事環境によって、沢山できるもんじゃないかと思います(特に男の場合は「孤独」かと)。

 

趣味やスポーツで集まったり・ホームパーティーで楽しんだり・勉強になる・刺激になる「友達・仲間」が多いと目標ができたり気分転換できたりと。。。

 

そんな観点から考えると、人種の多さと共に考え方の全く違う多種多様な人々の多い場所は日々新鮮で刺激もいっぱい=「楽しい」じゃないでしょうか。

と個人的に思ってるんですが。。。 どう思われますか ???

 

日々できれば楽チンに何事も起こらない方がお好きな方々から質問され、上のような返事をしたら。。。間違いなく「奇人変人」でしょう。(実際間違ってないかも。。。)

   

自称「全く普通」の自分が出会った変人&悪友&仲間。。。

 

まず1人目は「スペシャル奇人枠」からのエントリー。

自分が25歳で出会った22歳のブラジル人。

ポルトガル語を母国語とする彼は、スペイン語・イタリア語・フランス語・英語・ドイツ語・ロシア語・イスラエル語は普通に喋り、トルコ語・日本語・中国語・韓国語は挨拶程度と日常会話は不自由なく。。。 

早朝勉強し、自社に出社、午後ビジネススクールに通い、夜はサルサメレンゲ・カプレーラを教えたあと、明け方まで踊り狂う化け物。。。

 

 知り合ったきっかけは、当時まだシーズン中に1-2人しか見かけなかったスノボに憧れ、ショップで手に入らないボードを中古で売ってくれたイタリア人の初レッスンで一緒に。

雪見たことなかったにも関わらず「たまたまTVで見てかっこよかったからやりたくなった。」と。。。

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スノボ初日に出会ったのはマッターホルンの足元チェルビニア。(コース最高ポイントは富士山(3776m)より高い3899m。)

「止まる」だけを教えてくれたイタリア人は血液にアドレナリンしか流れてないと確信させる勢いで飛んだり跳ねたりガンガン滑りまくり、座って見呆る初心者2人に「ついて来い!」と。。。

バカじゃねーの?!と悪態つきながらも終日。。。その後3・4日全身筋肉痛と痣の色濃さに呆れつつも週末呼び出されるままに。。。

2日目の山は北向き斜面で硬めのコースで有名なPila。

斜面を横目にリフトの上でイタ公野郎は「この斜面な。女子Super G(スーパー大回転)の行われるコースで最高だぜ!」(唖然・・・呆然・・・)。。。

夕方には「怖い」と言う言葉は何処へやら。。。(。。。慣れは恐ろしい)

 

このブラジル人とウマが合って、週中はタダでダンスを教えてもらい、Bateria(サンバの打楽器隊)にかり出され。。。

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 春先からはコモ湖で一緒にウインドサーフィンとウエイクボード習いに。。。

。。。ミラノ市内の待ち合わせ場所に2時間<も>遅れて来ても、ごめんもなければ「今日も楽しもうぜ〜」だけ。。。

 

いろんなことを話す中で今でも思い出す印象的なフレーズが、

「人には共通に24時間与えられている。いつ死ぬか分からない限られた時間内でやりたいことをできる限り楽しく有効にやらないのは、自分を信用しなさすぎだ。」

 

自分を加速させるのも止めるのも、誰次第〜 ???

 

今日は特に長々と。。。

最後までお付き合い頂きありがとうございます。