Grazie a tutti !!!

みんなのおかげで !!! 。。。食文化専門に30数年間イタリア在住したEnogastronomoが書いてます。お役に立てれば。

1月6日エピファニーア(Epifania) のテーブルの主役は ?

とうとう冬休みも・・・

明日へ向かって気分は整いつつありますか ???

 

今日もお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

 

   

 

昨日はイタリア冬休みの終わりを告げるエピファニーアについてチョイ情報をお知らせしました。

今日はテーブルを賑わす各地の伝統的な食についてのエピソード。

 

イタリア人の食に対する思いと伝統と食欲はネバーエンド!

クリスマス・年越しとフォアグラのようにお腹周りがベルトの穴1つか2つ広がってもお祭りの終わりのお告げに「ノー」と言う人は。。。

 

例えばエピファニーアの主役や甘いお菓子。

例えば、ピエモンテ州にあるクーネオ(Cuneo)辺りでは、イタリアのクリスマスで有名なパネトーネやパスクワのコロンバよりも歴史があるフガッサ デッラ ベファーナ(Fugassa d’la Befana = Focaccia della befana : ベファーナのフォッカッチャ)と言う菓子パンがあるんですよ。

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大型の「ヒナギク」(イタリアではマルゲリータと呼びます)の形状をしたパンを想像していただいて、いくつかの「花びら」の部分に「白」と「黒」のソラマメが1個ずつ隠されてるんです。

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イタリア人ファミリー+悪友ども総勢22名の「エピファニーアのランチパーティー」に参加した折、お腹いっぱいになってるにも関わらず最後にこの菓子パンが登場。

知らなかった自分が悪いといえばそこまでですが。。。

悪友曰く、

「白マメに当たれば食事代を、黒マメに当たればワイン代を支払うのが風習だ。選べ!」と。

この菓子パンは合計3個出てきたので、当たったら食事代負担は約七人分(?!)もしくはイタリア赤ワインの王様(?)と呼ばれるバローロバルバレスコがこの地区産なので、もちろん我々のテーブルでもジャンジャン空いてスプマンテデザートワインも。。。こちらの負担もなかなかの金額。。。

 

   

 

何にもないことを祈りつつ・・・ジャーン?!白豆ゲット?!

周りの皆さんの爆笑と喜び具合はご想像にお任せしたします。

 

昔は「お菓子」代か「ワイン」1杯だけだったそうですが、時代が変わったのか連む仲間のタチが悪いのか。 

知ると知らないでは大違いでしょ?

知ったら当たらない!

・・・と言うわけではないんですけど。。。(^^;)(実証済み)

 

今日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。

 

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