先週は「牛」を使って表現するフレーズを紹介いたしました。
「牛」の次は。。。虎 ?
いえいえなぜか「狼」です。
今日もお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
人を評する時に間接的に表現する習慣が面白いイタリア。
想像力の豊かさに、時には大笑いし時には首を傾げること多々、以前「野菜で人を表現」・「動物で人を表す:ウサギ」「老雌鶏は?」「嫁さん探しと牛」などご紹介いたしました。
昨今の若者、特に女性の活躍は素晴らしいですね。(もちろん男性も!)
全米オープンで大坂なおみ選手が優勝したり、アジア選手権で8種目に出て6冠獲得した池江璃花子選手も、体格の進化も感じますが、それ以上に苦しいより楽しんで目標に向かう明るい姿も世代の違いを感じますね。
試合前のコメントを聞いても、「不安や恐怖」よりも自信に満ち溢れ「楽しんで」戦う姿勢いいですよね。
ある一定の年齢より上のスポーツ選手は、自分たちで考えるスポーツと言うよりも指導されてる感でコーチや監督からの叱責とともに「ビビる」・「緊張する」など自縛でなかなか実力が発揮できなかったり、試合に結びつかない不思議な練習の悪影響もあった気がします。
応援の掛け声は日本語なら多分「頑張れ!」の1色だけ(しか心当たりがないのですが。。。他にもありましたっけ???)イタリアはカラフル。。。
Forza ! フォルツア : 力を出して、頑張れ !
Coraggio ! コラッジョ : 勇気を出して、頑張れ !
そして両方掛け合わせて対話で使われ驚かされたのがコレ !
In bocca al lupo !
イン ボッカ アル ルーポ !
直訳 : 狼の口の中へ(飛び込め)!
必ず、声をかけられた方は、
Crepi !
クレーピ !
直訳 : (狼を)裂けてしまえ !(=裂いてやる !)
と返答する。
中世以前から人間に危害を加える「狼」は恐れられ、1691年発行のクルスカ辞典(イタリア語辞書)ではこのフレーズを「敵の中に入り、危険な目に会う」と解説。
その後一般的に「狼の口に飛び込むような勇気を持って突き進め。」と そして相手は「(勇気を持って)裂いてやる!」とその心意気を見せる習慣に。
そして不思議なのが、
Lupo di mare
ルーポ ディ マーレ
直訳: 海の狼
どんな生き物 ?
同僚も敬意を払って接し絶賛する経験も知識も豊富な船乗り。
が そうかは ???
日本語にも敬意を表される不思議な動物が海にいましたよね。。。「猿」
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
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