本格的な夏に向け、シャワシャワ発泡性のイタリアワイン(ランブルスコ・スパークリングワイン・プロセッコ・フランチャコルタ・フェッラーリ)をご紹介してきましたが、お楽しみ頂けておりますでしょうか。
今日は夏に泡無し美味しい白ワインシリーズ。
「世界で一番飲まれてるイタリアの白ワイン」とローマ人ご自慢のフラスカーティをご紹介いたします。
お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
フラスカーティの産地は、ローマから南東に伸びるトウスコラーナ街道(Via Tuscolana)を約20km進んだトウスコロ(Tuscolo)=現フラスカーティ(Frascati)一帯の丘陵地帯。1217年の史料によると古代ローマ時代にはトウスコラーナ街道に沿って地下水道をローマまでひいてたとも。
近くにはアルバーノ湖(カルデラ湖)畔にある法王の避暑地カステルガンドルフォ(Castel Gandolfo)もあるアルバーニ丘陵地帯。14世紀に悪政と不景気からローマ人達が市内からこの地域の豪族の元に逃げ込んだ城下町カステッリロマーニ(Castelli Romani)として今も有名。
古代ローマ時代からトウスコロの新しいワインでVinalia祭を祝ったとヴァローネ(Varrone)が当時のブドウ栽培と共に伝えている。
フラスカーティDOCに使われるブドウ品種は、マルヴァジーア(Malvasia di candia and/or Malvasia del Lazio)が70%以上で、残り30%未満がベッローネ・ボンビーノ・グレコビアンコ・トレッビアーノトスカーノ・トレッビアーノジャッロ(Bellone,Bombino bianco, Greco bianco, Trebbiano toscano, Trebbiano giallo)など。
コスパも良く、味わいは普通に飲みやすく、食前酒から魚系の前菜からパスタ・メインと使えるワインです。ただ作り手によってその味わいや濃さに違いがあります。
コスパ重視であれば(1000円台)こちらの
一段と深い味わい(洋ナシやバナナの香りもあり)がご希望であれば2000円台のこちらがオススメですね。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
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