Piselli alla fiorentina (ピゼッリ アッラ フィオレンティーナ)
今日はフィレンツェ伝統料理をご紹介したいと思います。
季節に合わせて採れたての新鮮な美味しい野菜をササっと調理して、Contadina(お百姓さんのお母ちゃん)料理楽しませてくれるお店もだんだん少なくなって来ましたが、簡単で美味しい一品はいかがでしょうか。
まだ留学したばかりの頃(もはや四半世紀以上前)、初めてイタリア人のファミリーランチに呼ばれた折、テーブルの上にグリーンの長いさやと短いさやがバラバラバラ(パラパラより多め)と散りばめられて。。。
(変わったテーブルコーデイネートと一瞬思ったものの、まあ春だからかな。)
当時はまだインターネットも無い時代、
調べると言っても目と耳と会話と本。。。(まだ読解力ない当時、本は。。。)
周りの様子を伺いながら安易に頷いきつつニコニコ(この安易な頷きとニコニコ愛想笑いが後にまた厳しい『教育的指導』を受けることに。。。)
白ワインで乾杯(イタリアのオフィシャルディナーの乾杯は『Salute』(サルーテ:健康を祝して)ですが、一般的には『cin cin』(チンチン)。。。赤面・吹き出し・ニヤりますよね)した直後 ?????
なんと 鞘から取り出したグリーンピースとソラマメを生で食べ始めるではありませんか !!! (なま? 生?? えーーーっ 生ーーー?!?!?!)
郷にいれば剛に従え、勧められれば、食べねばなりません。
(まだイタリア的拒否方法を習得していない段階では。)
超苦い食感を想像していたのですが。。。
ん?。。。悪く無い
おお。。。結構甘みもあるかも
一緒に出されたペコリーノチーズ(羊のチーズ)のピリッとした多めの塩分と相性がバツグン、春先の心地いい庭の雰囲気と共に白ワインの勢いが。。。
初体験は何事も「「「衝撃的」」」です。
(衝撃的な経験は常に長く記憶にインプットされませんか?)
で、本題。。。
グリーンピース生でばっかり食べてたんでは料理の説明になりませんよね。
Piselli alla Fiorentina :
フィレンツェ及び周辺の伝統料理で、この時期メインデイッシュの付け合わせ日曜日のランチには欠かせない一品です。
玉ねぎとグリーンピースの甘みに熟成サラミの一種Rigatino(リガティーノ:パンチェッタ(お腹側)は脂身が多いお腹部分も、これは背中とお腹と背中の間部分で70%が肉でスパイシー(胡椒・唐辛子・ニンニクの香り))を使い香ばしく、塩分も合わさって美味しいです。Rigatinoだけをスライスしてお酒のつまみにしても最高!
子供の頃、この一品をパスタソースとして祖父がよく作ってくれたことを思い出しながら、毎年この時期になると作ります。(Rigatinoの代わりにベーコンを使って)
もしよかったら作ってみませんか ?
(本題 みじかっ ?!)
レシピは↓こちらをご覧ください。
このトスカーナ料理にはやっぱりトスカーナの白ワインはいかが ?
塔の街サンジミニャーノで1200年代からあるぶどう品種ヴェルナッチャ種を100%使った青リンゴの香りがあってフレッシュなコスパ白ワイン。
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『サルバトーレ・フェラガモ』ファミリーがオーナーのワイナリー「イル ボッロ」のオーガニックワイン。シャルドネ100%でピーチ系の香りでエレガントな白ワイン。
スーパートスカンとして、「サッシカイア」・「オルネッライア」と並ぶ3大ボルゲリワイナリー「グラッタマッコ」は年間生産量が少なく希少価値あるワイナリー。オーガニックワインでシトラス感のあるヴェルメンテイーノ品種の白ワイン。
トスカーナワインと共に、
素敵な楽しい時間をお過ごしください。
今日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。
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