前回は、「逆説的な質問に自分の意思をハッキリ伝えられない失敗談」を紹介いたしました。
今日も「あるある」編です。(多分)
お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
こんな会話よくされませんか?
「アレ いまいち美味しくなかったよね〜」
(本心は別としても)同意する時は ?
「そうそう 美味しくなかったよね〜」
ですよね。大方の皆さんは。。。(多分)
頭で訳せば、
「Sì sì」= Yes yes
なんですが、実際は前回と同じで、首を降る方向と共に「異星人」扱いされる原因になります。
そして逆鱗がヒートアップする時が来ます。
肩上のちょろい回路がフリーズや接続不十分の時(例えば寝起き)や別のことを考えてたり、話の本質をケアーしていない(面倒くさく思ってる)状態で出してしまう
「生返事」
便利なことの多い日本は言葉も誠に便利
「ウンウン そうそう ・・・ ウンウン そうそう ・・・」
しかしイタリアでは、返答に自分の「意思」をハッキリさせとかなければいけません。
否定に<自分が>同意する時はNo。
(度胸を持って)肯定したい時はSi 。です。(その後の修羅場は自己責任)
親しい間柄になれば、冗談で「Nì」(No x Sì=勝手な合成語)を使いますが、状況によってはこれまた一層の修羅場に。
しかし古代ローマから「生きる術」をDNAに刷り込まれた達人は違います。
周りの(飼い慣らされた)元ちょいワル先輩たちを観察すると、ご存知だったのです素晴らしい言葉を。
Già già (= ジャ ジャ) (。。。辞書には載ってます)
留学前にいくら文法を勉強し、動詞変換(一人称から3人称複数まで違うんです)を覚えても、生きていくために「安全かつ潤滑な会話方法」は全く別物。
特に「全知全能の神」がイッパイの国と知らずにたどり着いた誇り高き「日出の国」のカワズにとって。
当初は相手に怯えながら 蛇 ヘビ と言い聞かせ。。。
今日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。
—まだまだ たくさん続く—