日本でもよくあるイントネーションの違いについて前回触れました。
今回は豊富にある失敗話の第1弾 『Si o No』 です。
お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
皆さんにお伺い致します。
「◯◯◯についてご理解いただけなかったですか?」
と質問され「わからなかった」時には、どのようにお答えになりますか ?
「はい。わからなかったです。」
「いいえ。わからなかったです。」
前者の「はい」を選んだ方多いのではないでしょうか。
相手を肯定(尊重)して、自分が理解できていないことを(申し訳なく)伝えるパターン。
自分は完全にこのパターンでした。
正しい日本語(日本人?)として良いのかいい歳して未だわかってません。
どなたかご教授いただけると大変助かります。よろしくお願い致します。
これをイタリアでやると。
ましてや頭を横に振りながら「はい」パターンやると。。。
言動不一致者として、怪訝な顔をされ「異星人」扱いされます。
高等言語(グレー系の言葉)を多用し相手を傷つけず上品さを誇れる日本人(自分が枠外は明白)は、時には白っぽく・時には黒よりっぽく使いわけ、相手の判断力の高さと感受性や意思疎通レベルにこちらの想いを委ねますよね。
かのくにの人の耳に入る(脳みそに繋がる)色は白か黒しかありません。(ナンパ男の耳に入る色は黒(=OK)のみ 。。。白旗? 戦争の時に直ぐ使う小道具。)
相手が優しければ、もう一度同じ質問をちょっと困ったような(小馬鹿にしたような)顔で行い、こちらは大真面目で同じ返答をします。
すると。。。語気強く表情は豹変
「SI ! o NO !」(=Yes ! or No !)
「わかってないならわかってない!わかってるならわかってる!ハッキリしたらどうだ(どうなの)!!!」(悪友であれば、カラフルな言葉(=罵倒)を種類豊富にシャワーのように浴びせてくれます。別記しますがビックリするほど多いんです。)
彼らにとって、
「はい。わかりました。」 + 首縦振り
「いいえ。わかりません。」 + 首横振り
の2パターンしか認知されません。(肩上搭載PCのショボさ。。。)
・・・忘れかけてました。
(腕を広げ)首をすくめ「ボッ・・・」と言う「いいえ」の親類にも関わらず
「こっちに関係ないし〜 でも多分知ってる〜 」と逃げる(腹たつ!)パターン。
通常の会話であれば、笑い話で今後改善の余地あり!覚えとけ!で済ましてくれます。
交渉の中で出てしまうととてつもなく厄介。
出張者の中でも、とりわけ英語ができると自負する和製英語の上司。。。
イタリア人が英語を使わなくなりイタリア語だけで喋り始め
やりづらい空気が流れ始めます。。。 原因 ???
「ボッ・・・」
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
— 延々と続く −