イタリア人は喜怒哀楽はハッキリ、分かりやすい人種。
そして何よりも人をニッコリさせるのに長けている。
想像力の豊かさに、時には大笑いし時には首を傾げること多々
今日もお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
「野菜で人を表現」・「動物で人を表す:ウサギ」「老雌鶏は?」「嫁さん探しと牛」「頑張れと狼」「カエルを飲み込む・吐く」「馬の口を覗くな」など様々なイタリア語の面白い表現を昨年ご紹介いたしました。
今日は「猫」編です。
Avere una bella gatta da pelare.
アヴェーレ ウーナ ベッラ ガッタ ダ ぺラーレ
= 毛並みを整えた綺麗な猫を飼う
→ 解決策が見つからない難しい問題を抱える。
諸説あるものの1700年代猫で毛皮を作り毛並みを整えるのが大変だった説。
飼い主が傷を負わずに綺麗に洗うのが難しい現代版まであります。
Insegnare ai gatti ad arrampicare.
インセニャーレ アイ ガッティ アッダランピカーレ。
= 木登りのできる猫に教える。
→ 相手が物知りになんでも教えようとする)お節介をする
イタリア語は猫を相手に木登りですが、ギリシャ語ではイルカに泳ぎを教える。とも言うようです。
Attacare il campanello al collo dei gatti.
アタッカーレ イル カンパネッロ アル コッロ デイ ガッティ
=猫の首に鈴を付ける
→引き受け手の無い至難なこと。
日本と同じですよね。面白いのは日本では1匹の猫のように語られていますが、1匹の猫ならばun gatto なんですが、不特定多数(何匹かの)を表現するdei gattiとなると。。。 ネズミたちにとって困難度は一層増しますよね。
最後はローマ弁。。。
Nun c'è trippa pe' gatti.
ヌン チェ トリッパ ぺ ガッティ。
=猫にやるトリッパ料理はない。
→いくら欲しがっても、無い物は無い。
1900年代初期ローマ市長が財政赤字だった市政にクレームがついたときに、ローマっ子の好物トリッパと野良猫にあげる餌をかけて、「いくら欲しがっても無い物は無い。」と強調したことから使われるようになったとのことです。
猫も昼寝ばかりしてるわけには行きませんね。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
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