先日「ナポリのピッツァ屋爆発事件」で触れたイタリアのマフィアやカモッラ。日本語ならそれぞれのグループ「犯罪組織」でことが足りるかもしれませんが。。。
今日もお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
マフィアを題材にした有名な映画といえばアカデミー賞を総なめにした「ゴッドファーザー」ではないでしょうか。多くの方がご覧になったのでは ?
イタリア語では「パドリーノ」(=Padrino)。
シチリア島からニューヨークに1400年代移民したシチリア人たちが現地で証人として生計を立てていく中での持ちつ持たれつ・・・禁酒時代に裏社会をどんどん牛耳って政治的な力も。。。と超大作3部作で、なぜかイタリアではクリスマス前後から年末にかけ毎年放映される絶大な人気映画です。
2000年代になると、今度はナポリの「犯罪組織」=カモッラを題材にした映画「ゴモッラ」(=Gomolla)が2008年カンヌ国際映画祭で特別グランプリ賞を受賞。(日本では2011年に上映)。
イタリアでは現在、明確な「犯罪組織」としてそれぞれ出身地によって区分けされています。
ナポリの「カモッラ」(Camorra)
プーリア州の「コーザ ノストラ」(Cosa nostra)
ローマの「バンダ デッラ マリアーナ」(Banda della Magliana)
シチリア島アグリジェントの「スティッダ」(Stidda) などなど
マフィアとカモッラの歴史は古いのですが、他のグループは後発で20世紀ごろから、「カモッラ」が新世代化(「ヌオーヴァ カモッラ オルガニザータ」(Nuova Camorra organizzata) )しプーリア州にも拠点を移した「サークラ コローナウニータ」(Sacra Corona Unita)や21世紀に入って新旧派閥争いが激化。
一昔前の日本ならすぐ見分けがつきましたが、イタリアでは全く見分けがつきません。弁護士もいれば銀行家もいれば公務員や地方の政治家の中にも。。。社会への浸透度にはびっくりさせられます。
もちろんボスと言われる方は男性でも女性でもいらっしゃるようですよ。
この分野の研究家も多く、歴史的には諸説あるようです。
「マフィア」に関しては、12世紀ノルマン人(ヴァイキング)支配下にあったシチリア島パレルモで始まった原住民たちの秘密結社「ベアーティ パオリ」(Beati Paoli)ではないか。とする方もいらっしゃいます。
この先は長くなりそうなのでまた次回 (^o^)/”””
。。。ビジネスでシチリアに行くことも多いのですが。
「何か困ったら俺に任せろ」と言う方は本当に多いんです。
毎回「うーん」と考えさせられます。
当初は土地柄この道の人か? と小さな疑念が浮かんだのですが。。。
「よそ者がここではわからないことが多く苦労するだろうから助けてあげるよ。」との優しさが大方なんでしょうが。。。
こっちが求めてることを全く理解できず勝手な解釈で、解決策を押し付ける問題が。。。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
↓↓↓ もしよかったこちらも覗いてみて下さい ↓↓↓