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料理とワインの相性(アビナメント) (2018年2月25日 - その 4/4)

(その 3/4 ) からの続き

 

ワインの前書きがいっぱいになっちゃいましたが、これからが本題。

<<< 相性 >>>

 

「料理を一口食べてワイン飲んで、お互いが相手を邪魔したり(突出することなく)バランスよくハーモニーがあり、また料理を口に運びたくなる。」

 

そんな組み合わせが理想的と思います。

 

そこで今回の料理とワイン。

料理 : A) マグロステーキのバルサミコ風味

     B) 鶏胸肉のキノコグラタン

     C) ボローニャ風豚ヒレカツレツ

     D) 牛肉の赤ワイン煮

     E) パルメザンチーズとセモリナ粉のストゥツィキーニ

     F) カリフラワー&ブロッコリー&サルシッチャのラザーニャ

 

ワイン  : 1)Valpolicella DOC (Bertani) 2015

       

                    2)   Amarone della Valpolicella Valpantena DOCG (Bertani) 2013

       

                    3)   Primitivo appasimento IGT (Rocco di Sassi) 2016

       

 

はこんな感じでした。

 

No va (ダメ): 

 A-2(ワインが苦く感じる),A-3(ワインが全部覆ってしまう感じ)

 

Cosi Cosi (まあまあ):

 B-1(グラタンが勝る感じ),B-3(ワインが強い?), C-1 (肉が勝る感じ), D-1(ワインが物足りない),F-2&3(ワインが強い?)

 

Buono (グッド):

A-1(バランス良い), B-2(バランス良い),C-2 (バランス良い),D-2(両方引き立つ), E-1&2&3(ツマミもワインもすすむ),F-1(バランス良い)

 

Ottimo (最高):

C-3 (どんどん進む), D-3(最高)

 

今回いろんな意見をまとめてみると、

・魚料理も料理によっては軽い赤ワインを選べば良いケースもある。

・肉料理でも肉の種類や脂っこさで其々個人個人で相性の好みが多少違う。

となりました。

 

日々普通にいろんな料理に合わせて飲みやすいワインは1)。

グリル料理も含め一般的な肉料理には2)がいい感じ。

煮込み料理や揚げ物などはフルボデイの重量感ある濃くってどっしりしたワイン3)が好評でした。

 

其々のワインの良さを皆さんご理解された上で、

今回の3種類から晴れて選ばれた「ベスト・コスパワイン」は

3)と相成りました。

 

また色々と試してお知らせしたいと思います。