昨日は表題に結局至らず失礼いたしました。
バカンス が終わり大人は嫌々ながろも仕事に戻り、子供たちは始業式と楽しみにしていた友達に会える学校の始まりで、街に活気が戻ってくる9月。
せっかく春先から夏の海で見せるための体づくりに励んだのも皆さんも夏が終わってしまえば・・・
なんたってこれからはキノコ料理・トリフ料理やドッシリした肉料理に加え、夕食時に外で赤ワインを飲むには心地よい季節「食の秋」。
キノコに関しては、皆さんもポルチーニキノコはよくご存じでしょう。
また当ブログで以前キノコの王様は「皇帝カエサルのキノコ」とご紹介しました。
ポルチーニなどのキノコ話はまた別にするとして。。。また迷路に入ってしまうので(^^;)
近々のキノコ料理を楽しみにしつつ、多くのグルメは例年10月1日から始まるトリフシーズンも気になってくる時期。一般的にはトリフに属する種類は100種類以上あって、食べられるのはたったの9種類とのこと。
ご存知のように黒トリフと白トリフがあって、香りや希少価値が低いのはサマートリフ(黒)・一般的にトリフと認識されている秋から冬場のいろんな黒トリフ・珍重され香りの強力さと希少価値がある冬場の高級白トリフの順。
サマートリフのグラム当たりの値段を1とすると黒の秋冬物は3倍~、白トリフは10倍~といった感じでしょうか。
トリフの詳細もまた別に機会にするとして・・・
今回の本題 トリフとワインの相関関係について、
「トリフはどんな環境が望ましいか」と「美味しいワインになるための葡萄はどんな状況が望ましいか」で、この二つは対極に位置します。
「高品質の葡萄の収穫でワイナリーが喜ぶ年はトリフの収穫が少ない。」と言われてます。
晩秋まで雨が降らず好天続きならば、北イタリア、特にピエモンテ州のバローロやバルバレスコのブドウ品種ネビオーロ(=名前の由来が秋の霧が深くなる頃収穫するブドウ)も非常に濃厚な葡萄になりますが、雨が降ればその後の葡萄は水分を多く含んでしまうし、雨の前に収穫すれば数量が限られるため、望ましくない状況に。
9月に入り雨が多くなると葡萄には望ましくなくとも、湿気の多い森の中でトリフはいい感じに成長してくれるわけです。
消費サイドとしては、トリフが豊作の方が値段が安くなり、ちょっとヴィンテージ物の美味しい赤ワインは頂けば良いことなのですが。。。
グルメなイタリア人たちの初秋の話題の一つです。
日本の秋のグルメというと・・・
今日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。
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