英語で言えばEuropean Capital of Culture「欧州文化首都」が2019年にはイタリアのマテーラにやってきますよ !
今日もお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
なんせ各地に文化的遺産が豊富な欧州、観光客や知らない人たちに地元や他国の<文化>になじみを持ってもらうために、1985年にアテネから始まり加盟国が開催都市を決定し毎年持ち回る<首都>が1999年までは毎年1都市だったのが(地元文化や世界中からの訪問者による文化的(+経済的・社会的)発展の効果があると感じたらしく)、2000年から1年に複数都市が<首都>に(?!)
イタリアは1986年フィレンツェ・2000年ボローニャ・2004年ジェノヴァが過去にも選出。
今年2019年にはマテーラが選出されると同時に、ブルガリアのプロヴディフも。
さて、
1993年に南部イタリアでは初めてユネスコ世界遺産に認定されたバジリカータ州のマテーラ。
この地域で有名なのは、
旧石器時代の出土品があること
紀元前13世紀に造られた旧市街地と主に2箇所の洞窟住居が残っていること
洞窟住居は、この地ではサッシ(Sassi=通常は小石〜岩山を指します)と呼ばれ、石灰岩の壁に8世紀から13世紀にかけてイスラム勢力やバイキングから逃げた人々の住居で現在も130戸ほどの穴が残り、中にはフレスコ画が描かれていたり、礼拝所があったりするようです。
ダンテの「地獄」の発想はここからきたのではないか?と言う人も。。。
サッシを舞台に有名な映画は、2004年キリストが処刑されるまでの12時間を描いたメル・ギブソン監督の「ザ パッション」で市中を歩き「ゴルゴダの丘」の磔にされた撮影でもこの場所が使われましたよ。
もしイタリアにお越しに折には、こんな街をご覧になるものいかがでしょうか。
もちろん美味しい素朴な食べ物もお待ちしております。
マテーラで有名な食べ物といえば、マテーラパン・ペペローニ クルスキ(パプリカを軽く揚げたスナック)・チャッレーダ(パンと菜の花・玉ねぎなどのサラダ:もちろん唐辛子入りですよ)・クラピアータ(いろんな豆とジャガイモと麦の煮込み)などなど もし内臓系に問題がなければ、子羊のレバー・肺・心臓など内臓を小腸でぐるぐる巻きにしたグリル=ニュミッレッドウ(Gnummiredd)もどうぞ(^^;)。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
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